【目的別】業務改善AIチャットボットツール比較20選|選定ポイントと注意点も解説

更新日 公開日 2025/11/12

業務改善ツールとは、日々の業務を効率化し、生産性を高めるための仕組みです。近年は、AIチャットボットをはじめとした自動化ツールに注目が集まっています。繰り返し作業の削減や顧客対応の質向上、社内ナレッジ共有の促進など、さまざまな業務で活用できます。

特に、人手不足や働き方改革が課題となっている中小企業では、業務改善ツールの導入が有効です。労働時間の短縮やコスト削減につながり、組織全体のパフォーマンス向上を後押しします。

本記事では、業務改善に役立つAIチャットボットツールを目的別に厳選して20種類ご紹介します。さらに、選定のポイントや導入時の注意点も解説。自社に合ったツールを選ぶためのヒントとして、ぜひご活用ください。

目次

業務改善ツールを比較する理由とは?

業務改善ツールは「業務を効率化し、生産性を上げる」ための仕組みです。ただし、目的に合わないツールを選んでしまうと、せっかくの導入が失敗に終わってしまいます。ここからは、ツールを比較検討するべき理由を整理していきましょう。

自社に最適なツール選択のため

比較が必要な理由のひとつは、自社に本当に合ったツールを見極めることです。便利な機能が豊富でも、現場で活用できなければコストが無駄になってしまいます。大切なのは「どの業務を改善したいのか」を明確にし、それに直結する機能を備えたツールを選ぶことです。

また、経営層だけでなく、実際に利用する社員の意見を取り入れることも重要です。複数の候補を比較し、自社の目的や環境に合うものを選ぶことで、導入後の効果をより高められます。

費用対効果の最大化のため

比較のもう一つの目的は、費用対効果をしっかり確認することです。業務改善ツールには初期費用や月額利用料がかかるため、効果が見合わなければ投資は成果につながりません。

たとえば、人件費削減を狙って顧客対応を自動化するのか、売上向上を目指して営業支援に活用するのかで、効果の測り方は変わります。そのため、料金体系や必要な運用リソースを整理し、自社の課題に対してどの程度の成果が期待できるかを比較検討することが必要です。

導入リスク低減のため

比較をせずに導入を進めると、失敗につながりやすくなり、コストや手間を余計に費やすリスクがあります。たとえば「高機能すぎて現場が使いこなせない」「必要な機能が搭載されていない」といった失敗は少なくありません。

こうした場合、導入費用や月額料金だけでなく、選定・設定にかけた時間や社員教育のコストまで失われます。複数のツールを比較し、機能・料金・サポート体制を多角的に評価することで、導入後の「思っていたのと違った」というリスクを減らせます。

業務改善ツールの種類を目的別で比較

業務改善を進めるにあたって、「自社にピッタリ合うようにツールを自作開発する」という選択肢も考えられます。しかし、自作ツールの開発にはプログラミングなどの専門スキルや多くの開発時間、そして高額なコストが必要です。

そこで、まず検討したいのが既存の業務改善ツールの活用です。特に近年は、プログラミング不要で使える「ノーコード」ツールも増えており、専門知識がなくても手軽に導入できる環境が整っています。

まずはどのような種類のツールが、どんな目的を解決してくれるのか、代表的な4つのカテゴリに分けて比較表で確認してみましょう。

業務改善ツールの種類と目的の比較表

主なツールの種類 主な目的
プロジェクト管理ツール チーム全体のタスクやスケジュール、進捗状況を可視化し、
計画的な業務遂行と生産性向上を支援する。
コミュニケーションツール チャットやWeb会議を通じて、リアルタイムな情報共有を促進し、メールの削減や意思決定の迅速化を図る。
RPAツール(自動化) データ入力や情報収集、レポート作成といった定型的なPC作業を自動化し、業務の効率化と人的ミスの削減を実現する。
データ分析ツール (BIツール) 専門知識がなくても膨大なデータを分析・可視化できるようにし、データに基づいた客観的で戦略的な意思決定をサポートする。

業務改善に最適なAIチャットボットツールの活用シーン

AIチャットボットは、顧客対応や社内サポート、Webマーケティングなど幅広い場面で役立ちます。ここでは、代表的な3つの活用シーンを取り上げ、それぞれの特徴や効果を紹介します。

カスタマーサポート|繰り返し業務の自動化

カスタマーサポートにAIチャットボットを導入すると、繰り返し作業を効率よく処理できます。よくある質問への回答はもちろん、問い合わせ内容をデータ化してナレッジとして蓄積できる点もメリットです。

顧客は、時間を気にせず必要な情報を得られるため、利便性が向上します。その結果、問い合わせ件数が減り、サポートにかかるコスト削減にもつながります。業務改善ツールを比較する際は、自動化できる範囲や顧客体験の向上に役立つかどうかも確認しておきましょう。

Webマーケティング|リード獲得

Webマーケティングにおいて、AIチャットボットはリード獲得を支援する有効な手段です。訪問者に対して「詳しい情報はこちら」と自然に声をかけ、サービス紹介や資料請求へスムーズに誘導できます。従来のフォーム入力だけでは接点を持てなかった潜在顧客とも関係を築きやすくなります。

さらに、会話を通じて「どのサービスに興味があるのか」「どの課題を解決したいのか」といった情報を収集できます。顧客が関心を持つテーマや潜在的な課題を把握でき、サービス改善や営業施策の見直しに役立ちます。

社内ヘルプデスク|データ共有の迅速化

AIチャットボットは、社内ヘルプデスクとしても活用できます。勤怠や休暇申請、経費精算のルール、ツールの操作方法など、よくある質問に自動対応できるため、担当部署への問い合わせを大幅に減らせます。対応のばらつきも防げるので、社内の利便性が向上します。

また、過去の問い合わせデータを整理することで、従業員が必要な情報にすぐアクセスできるようFAQやマニュアルを改善できます。利用ログから課題や傾向を把握し、効率的に社内ナレッジを更新していく仕組みづくりにもつながります。

業務改善AIチャットボットツール選定比較ポイント

AIチャットボットツールを導入する際は、目的に合ったものを選ぶことが重要です。特に意識したいのは、次の6つの観点です。

  1. 導入コスト
  2. 操作性(使いやすさ)
  3. サポート体制
  4. 連携性
  5. 回答方式
  6. セキュリティ

まず導入コストについて確認しましょう。価格が安いかではなく、継続的に成果を出せるかどうかが大切です。次に操作性です。ノーコードで運用できるか、管理画面が直感的に使えるかは、日常の業務効率に直結します。サポート体制も初期設定や運用後の改善をどこまで支援してくれるかで、導入後の効果に大きな違いが出てきます。

さらに、連携性も重要です。CRMやSlackなどとつながれば、スケジュール調整やデータ入力、通知送信といったルーチンワークを自動化しやすくなります。回答方式にも注目しましょう。シナリオ型かAI型か、あるいは有人対応と組み合わせられるのかによって、活用できるシーンは変わってきます。最後にセキュリティです。顧客や社内の情報を扱う以上、信頼できるセキュリティ基盤を備えているかどうかを必ず確認してください。

業務改善おすすめAIチャットボットツール比較20選

ここからは、AIチャットボットツールを「カスタマーサポート」「社内コミュニケーション」「マーケティング・営業支援」という3つの目的別に分け、全20ツールを比較していきます。

カスタマーサポート向け【10選】

カスタマーサポートの業務効率化や顧客満足度の向上に役立つAIチャットボットツールを10個厳選しました。機能やコストを比べながら、自社に最適なツールを探してみてください。

カスタマーサポート向けAIチャットボットツール比較表

ツール名 コスト(月額料金) 無料トライアル サポート体制 公式サイト
IZANAI Powered by OpenAI mini:15,000円、
Standard:60,000円など
14日間 専任のカスタマーサポートが
導入から改善までを支援
公式サイト
Zendesk 要問合せ 14日間
  • Zendeskヘルプセンター
  • コミュニティ
公式サイト
Chat Plus ミニマムプラン:1,980円、
AIチャットボット170,000円など
10日間 チャット/メール/
電話でのサポート
公式サイト
MOBI BOT 要問合せ 要問合せ 導入前から導入後まで
カスタマーサクセスが伴走
公式サイト
PKSHA Chatbot 要問合せ 要問合せ 専門スタッフによる案内 公式サイト
Kasanare 要問合せ 要問合せ 要問合せ 公式サイト
BOTCHAN AI 要問合せ 要問合せ 相談から開発、テスト、
利用開始までをサポート
公式サイト
AI Messenger Chatbot 初期費用:50万円〜、
料金:15万円~
要問合せ ロードマップを作成、
KPIの策定、改善点の
提案などをプロが並走
公式サイト
Service Cloud Starter Suite:3,000円、
Agentforce 1 Service:66,000円など
30日間 ビジョンの実現に
必要なサポートを提供
公式サイト
MediaTalk 10,400円~(完全定額制) 14日間 専任のサポート担当が
導入・運用を支援
公式サイト

※料金やプラン内容は2025年10月時点の公式サイトの情報です。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

IZANAI Powered by OpenAI|簡単設定で即日運用も可能な万能型AIアシスタント

画像引用元:https://ai.cloudcircus.jp/

POINTPDFやWebサイトを登録するだけ、最短3分でAIチャットボットを生成月額数万円〜の低コストで導入可能専任のカスタマーサポートによる手厚い導入・運用支援

IZANAI Powered by OpenAIは、社内外の問い合わせ対応を効率化するAIチャットボットです。PDFやExcelなどの資料、またはWebサイトのURLを登録するだけで、AIが自動で回答を生成してくれるため、担当者の手間を大幅に削減できます。ノーコードで設定でき、最短3分ほどでチャットボットを立ち上げられる手軽さが特徴です。

コスト面でも導入しやすく、月額数万円から利用可能。さらに専任サポートが導入前の検証から運用後の改善まで支援してくれるため、初めてAIツールを導入する企業でも安心です。

セキュリティにも配慮されており、学習データは外部に再利用されず、プライベート環境で安全に管理できます。手軽さと安心感を両立したサービスといえるでしょう。

参考:AIチャットボットでFAQを最適化「IZANAI Powered by OpenAI」

Zendesk(ゼンデスク)|世界標準の統合プラットフォーム

画像引用元:https://www.zendesk.co.jp/

POINT世界10万社以上が導入するグローバルスタンダードなツール問い合わせ管理からデータ分析までを一元管理できる統合型セルフサービスや自動化機能により、問い合わせ数を最大25%削減可能

Zendeskは、世界中の企業に利用されている顧客対応の統合プラットフォームです。メールやモバイル、電話、SNSといった複数のチャネルを1つの画面で管理でき、担当者は顧客情報を確認しながらスムーズに対応できます。

また、AIによる自動応答を組み込むことで、よくある質問への対応を効率化し、担当者は複雑な案件に集中できるようになります。AIエージェントが状況を判断して適切な回答を行うため、顧客対応の質と効率を両立できる点が特長です。

Chat Plus(チャットプラス)|導入サポート充実で中小企業に最適

画像引用元:https://chatplus.jp/

POINTまずチャットを試してみたい方に向けた低コストプランを用意5,000以上の機能を搭載し、業種・規模に合わせて柔軟に活用可能専任サポートチームが導入から運用まで支援

Chat Plusは、中小企業から大規模コンタクトセンターまで幅広く活用されている国産のAIチャットボットです。有人対応の切り替えやFAQ自動応答、多言語対応など機能が豊富で、業種ごとのニーズに柔軟に対応できます。

さらに、CRMやECシステムとの連携が可能で、単なる問い合わせ対応にとどまらず、顧客データの活用や業務効率化にも役立ちます。導入時には専任サポートが伴走してくれるため、チャットボット運用が初めての企業でも安心して利用をスタートできます。

MOBI BOT(モビボット)|管理画面で簡単にシナリオ作成

画像引用元:https://mobilus.co.jp/service/bot

POINTノンプログラミングでシナリオ作成・編集ができ、外部システム連携にも対応国内外のAIを選んで活用できる柔軟性独自開発の「MOBI BOT CONSOLE」でAI学習を効率化

MOBI BOTは、直感的な操作でシナリオを作成できるチャットボットです。基幹システムとつなげれば、申請や手続きの自動化も可能になります。利用するAIは国内外のサービスから選択でき、自社の業務や顧客層に合わせて最適な仕組みを構築できます。

また、モビルス独自のAI学習支援機能「MOBI BOT CONSOLE」によって、回答精度の向上を効率的に進められる点も魅力です。さらに、有人チャットへの切り替えやオペレーター自動振り分け機能も搭載しています。

PKSHA Chatbot(パークシャチャットボット)|高精度AIで最適な対話が可能

画像引用元:https://aisaas.pkshatech.com/chatbot/

POINT日本語特化AIエンジンにより、高精度で自然な対話を実現専門知識がなくても分析・改善できるダッシュボードTeamsやSlack、RPAとの連携で業務自動化にも対応

PKSHA ChatAgentは、自社開発したAIエンジンを搭載したAIチャットエージェントです。ビッグデータを活用した辞書データによって、少ない学習データでも高い精度を発揮します。金融業界を中心に100社以上で導入されており、自動応答によって対応数が300%アップした事例もあります。

特に使いやすいのが、専門知識がなくても操作できるダッシュボードです。問い合わせ数や自己解決率をひと目で把握でき、継続的な改善に役立ちます。

Kasanare(カサナレ)|複数システム連携でワンストップの顧客管理

画像引用元:https://kasanare.co.jp/

POINT業務フローに合わせて最適なAIエージェントを構築独自技術で既存システムやセキュリティ要件に柔軟に対応権限や評価を一元管理できるAIマネジメント基盤を提供

Kasanareは、企業ごとの業務フローや部門の課題に合わせて、最適なAIエージェントを構築できるプラットフォームです。既存システムとの連携や個別のセキュリティ要件にも柔軟に対応できる点が強みです。

独自の「テクノロジーピース」技術を活用することで、現場の業務を無理なくAI化し、成果につながる運用をサポート。さらに、AIの権限や判断基準、出力、評価を一元管理できる「AIマネジメント基盤」も提供しています。全社で安全かつ責任あるAI活用を進められる仕組みを整備できるサービスです。

BOTCHAN AI(ボッチャンAI)|実績豊富な売上直結型ツール

画像引用元:https://botchan.chat/product/ai

POINT生成AIと独自データを組み合わせてオンライン接客を実現公式サイト、LINE、IVR(自動音声応答)など多様なチャネルに設置可能Azure OpenAIを活用し、高いセキュリティを確保

BOTCHAN AIは、生成AIと企業独自のデータを組み合わせて、オンライン接客を自動化するチャットボットです。独自のプロンプトチューニングにより、まるで専任コンシェルジュのように自然で的確な対応が可能。ユーザーの質問を予測する機能や、AIと有人対応を切り替えるハイブリッド型も選べます。

さらに、Azure OpenAIを利用しているため、情報漏洩リスクに配慮されたセキュリティ環境で運用できる点も安心です。公式サイトからLINEまで幅広く設置できる柔軟性があり、売上につながる顧客体験をサポートしてくれます。

AI Messenger Chatbot(AIメッセンジャー)|外部データ連携で情報検索が可能

画像引用元:https://www.ai-messenger.jp/

POINT累計100社以上の実績をもとに最適な初期設計を実現独自技術「AI Compass」で回答精度を向上専門チームによる手厚いカスタマーサクセス

AI Messenger Chatbotは、ユーザーの疑問解決にこだわり、回答精度を高めることを重視したチャットボットです。これまで100社以上の導入実績から得たノウハウを活用し、問い合わせデータを分析して最適な設計を行います。

最大の特徴は、独自技術「AI Compass」を活用できる点です。AIが改善効果の大きい箇所を自動で提示するため、効率的に精度を高められます。導入後は専門チームが伴走し、運用をサポートしてくれるので、安心して改善を重ねながら活用を続けられます。

Service Cloud(サービスクラウド)|多様なチャネルに設置可能

画像引用元:https://www.salesforce.com/jp/service/cloud/

POINTAIを活用し、メール・チャット・電話などを統合管理担当者のスキルや状況に応じて問い合わせを自動振り分けSlackとの連携により、組織全体でスムーズに対応

Service Cloudは、Salesforceが提供するAI搭載のカスタマーサービス向け統合プラットフォームです。メールやチャット、電話など複数のチャネルからの問い合わせを一元管理し、サービス部門全体の効率化を支援します。

AIが問い合わせ内容を分析し、担当者のスキルや稼働状況を考慮して最適な担当に割り当てます。さらに、過去の事例をもとに回答案を生成したり、対応プランを提案したりする機能も搭載。Slackとの連携もスムーズで、組織全体の知見を活用しながら迅速なサポートを実現できます。

MediaTalk(メディアトーク)|直感的に操作が可能なシンプルな管理画面

画像引用元:https://mediatalk.medialink-ml.co.jp/lp01/

POINTマニュアル不要のシンプルな管理画面で直感操作が可能サイト設置数や利用数に制限がない完全定額制専任サポート担当による導入から運用までの支援

MediaTalkは、導入や運用のしやすさを重視したチャットボットです。マニュアルを見なくても理解できるシンプルな管理画面が大きな特徴で、多くの利用企業から「わかりやすい」と評価されています。

料金は完全定額制で、設置数や利用数に制限がありません。そのため、社外向けサポートだけでなく、社内ヘルプデスクやECサイトなど、幅広い用途に活用しやすい仕組みです。コールセンターや大学法人、自治体などでも導入され、問い合わせ数の削減や満足度向上といった成果につながっています。

社内コミュニケーション向け【4選】

ここでは、社内の情報共有やバックオフィス業務の効率化に役立つAIチャットボットを4つ紹介します。

社内向けAIチャットボットツール比較表

ツール名 コスト(月額料金) 無料トライアル サポート体制 公式サイト
社内問い合わせ さくらさん 要問合せ 要問合せ カスタマーサクセスチームが
導入から運用までを支援
公式サイト
PEP 要問合せ 要問合せ 電話/オンラインでの導入相談 公式サイト
WisTalk 要問合せ あり 導入計画の立案から定着率や
回答精度の改善まで
専属スタッフがサポート
公式サイト
RICOH Chatbot Service 18,000円~ 30日間 導入前の環境テストや
Q&Aの作成サポートなどを支援。
導入後も専任担当が運用をサポート
公式サイト

※料金やプラン内容は2025年10月時点の公式サイトの情報です。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

社内問い合わせ さくらさん|人事・総務業務の自動化に特化

画像引用元:https://sakura.tifana.ai/aichatbot

POINT問い合わせログからAIが自動学習し、チューニング作業が不要社内情報は専用環境で管理され、外部漏洩の心配がないコンサルタントやカスタマーサクセスチームが導入・運用を支援

「社内問い合わせ さくらさん」は、従業員からの問い合わせ対応に特化したAIチャットボットです。AIが問い合わせログを自動で学習するため、精度向上のための手作業チューニングが不要。誤情報の防止やマスキング処理など、セキュリティ面も充実しています。

導入時の初期設定は専門チームが代行し、導入後もAIが自己学習するため、運用の負担を最小限に抑えられます。人事・総務などバックオフィス部門の問い合わせ対応を効率化し、社内DXを後押しします。

PEP(ペップ)|従業員サポートやチーム連携の強化におすすめAI

画像引用元:https://pep.work/

POINTノーコードで、ドラッグ&ドロップによる直感的な操作が可能数千万の会話データを学習した日本語特化のAIエンジンを搭載CRMや勤怠管理ツールなど多様なクラウドサービスと連携

PEPは、社内外の問い合わせ対応を自動化するチャットボット作成ツールです。プログラミング不要のノーコード環境を採用し、直感的な操作で誰でも簡単にボットを作成できます。担当者1〜2名でも安心して運用可能です。

独自の日本語特化AIエンジンを搭載し、業界固有の用語にも対応。会話ログを活用してわずか数クリックで精度を高められるため、メンテナンスの負担も軽減されます。さらに、CRMやSFA、勤怠管理システムなどとのAPI連携も可能で、社内業務を幅広く支援します。

WisTalk(ウィズトーク)|社内の知見やノウハウを効率的に共有

画像引用元:https://www.panasonic.com/jp/business/its/wistalk.html

POINTパナソニック独自のAI技術で、社内ナレッジを有効活用独自チューニングしたRAGで高い回答精度を実現グループ内の大規模運用知見を反映し、多部門展開に強み

WisTalkは、パナソニックが開発した社内向けAIチャットボットです。独自の言語認識AIによるQA検索や、生成AIによるドキュメント要約の2つの回答方式を併用でき、幅広い質問に柔軟に対応できます。

さらに、独自チューニングしたRAG技術で図や資料が多いドキュメントでも精度の高い検索を実現。グループ内での大規模運用知見も活用されており、複数部門での展開に適しています。社内ナレッジの共有や業務効率化に大きく貢献します。

RICOH Chatbot Service|豊富なプランを展開

画像引用元:https://promo.digital.ricoh.com/chatbot/

POINT生成AIやQ&A型など、目的に応じた多彩なプランを用意月額18,000円〜と導入しやすい価格設定社内ドキュメントを登録するだけで、自社独自のAI環境を簡単に構築

RICOH Chatbot Serviceは、手軽に導入できるコストパフォーマンスの高いチャットボットです。生成AIを活用したプランから、従来のQ&A形式まで、幅広いラインナップを展開しているため、自社の目的や課題に合わせた最適なプランを選択できます。

社内利用では、ドキュメントを登録するだけでAIが学習し、人事や総務へのよくある質問に自動回答できます。これにより問い合わせ時間を大幅に削減し、業務効率化とナレッジ共有を同時に実現。実際に問い合わせ対応時間を50%削減した事例もあり、導入効果が期待できます。

マーケティング・営業支援向け【6選】

Webサイト訪問者の離脱防止やリード獲得、コンバージョン率改善に貢献するマーケティング・営業支援特化型のチャットボットツールを紹介します。

マーケティング・営業支援向けAIチャットボットツール比較表

ツール名 コスト(月額料金) 無料トライアル サポート体制 公式サイト
TETORI 10,000円~ あり
  • トライアル段階からシナリオ作成のサポート
  • Web会議での操作レクチャーや課題解決相談
公式サイト
KARAKURI chatbot 要問合せ 要問合せ 要問合せ 公式サイト
FirstContact スタンダード:2,980円、
生成AI:60,000円など
20日間 専属チームによる課題解決の提案と、
手厚い運用サポート
公式サイト
Sinclo 要問合せ あり 設定方法の相談から導入後の
フォローまで、柔軟に対応
公式サイト
BOTCHAN EFO 要問合せ 要問合せ 業界に合わせたシナリオ提案など、
カスタマーサクセスが支援
公式サイト
Tebot シナリオプラン:9,800円、
生成AIプラン:60,000円など
※年間契約の場合
14日間 回数無制限の有人サポート
(電話/メール/オンライン)
公式サイト

※料金やプラン内容は2025年10月時点の公式サイトの情報です。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

TETORI(テトリ)|コンバージョン率向上を実現する営業支援型

画像引用元:https://www.tetori.link/

POINTユーザーごとに最適化されたコンテンツを表示し、コンバージョン率を向上ノーコードで、最短10分で施策を開始できる手軽さ月額1万円から利用可能な高いコストパフォーマンス

TETORIは、Webサイト訪問者の行動を解析し、一人ひとりに合わせた案内を行うことで、資料請求や会員登録などの成果を高めるチャットボットです。ポップアップ作成もノーコードで操作でき、最短10分で施策を開始できるため、専門知識がなくても簡単に活用できます。

また、100種類以上の業種別テンプレートを用意しており、初めての企業でも効果的な施策をすぐに展開可能。導入後は操作レクチャーや課題解決のサポートも充実しており、安心して運用を継続できます。

KARAKURI chatbot(カラクリ)|ツール連携で担当者の負担を軽減

画像引用元:https://karakuri.ai/

POINTAIが質問の意図を正確に理解し、最適な回答を提示プログラミング不要で直感的に操作できるノーコード設計基幹システムやCRMとのデータ連携で顧客情報を一元管理

KARAKURI chatbotは、直感的な操作性と高精度なAI技術を兼ね備えたツールです。専門知識がなくても、シナリオ作成や効果分析を容易に行えます。

さらに、基幹システムやCRMとのデータ連携機能を活用することで、会員情報の変更や返品など、さまざまな手続きをチャットボット上で完結できます。顧客対応の履歴を一元管理できるため、営業活動の効率化や担当者の負担軽減に大きく貢献します。

FirstContact(ファーストコンタクト)|訪問者の離脱防止に特化

画像引用元:https://first-contact.jp/

POINTFAQやマニュアルなど既存情報を学習データとして活用可能質問内容に沿った具体的な回答を自動生成シナリオ型・生成AI型の両方を提供し、幅広いニーズに対応

FFirstContactは、問い合わせ対応の効率化と売上向上を両立するAIチャットボットです。シナリオ型と生成AI型の両方を提供し、LINE・Facebook・Chatwork・Slackなど外部サービスとの連携実績も豊富にあります。導入企業では、申し込みや問い合わせのコンバージョン率が平均1.2〜2倍に向上した実績もあります。

さらに、生成AIを活用して既存のFAQやマニュアルから自動的に高精度な回答を生成できるため、導入効果を早期に実感しやすいのが特長です。専属チームによる手厚いサポートも用意されており、初めてチャットボットを導入する企業でも安心して活用できます。

Sinclo(シンクロ)|リアルタイム対応で売上アップを目指せる

画像引用元:https://chat.sinclo.jp/

POINTサイト訪問者の状況をリアルタイムで把握し、最適なタイミングで自動接客チャットボットと有人対応を組み合わせた柔軟な運用が可能画面共有や資料共有で、オンラインでも対面のような接客を実現

Sincloは、訪問者の行動をリアルタイムで可視化し、見込み度の高い顧客に最適なタイミングで声をかけられるWeb接客ツールです。チャットボットによる自動対応と有人対応を柔軟に切り替えられるため、状況に応じた効果的なコミュニケーションが可能です。

さらに、有人対応では「ブラウザ同期」によって顧客と同じ画面を共有しながら案内でき、提案書や見積書の共有もその場で実施可能。管理画面は直感的に操作でき、外部サービスとの連携もスムーズです。1契約で複数サイトに設置できるため、事業拡大に合わせてオンライン接客を強化したい企業に適しています。

BOTCHAN EFO(ボッチャン)|コンバージョン率改善におすすめツール

画像引用元:https://botchan.chat/

POINT入力フォームを会話形式に変えて、ユーザーの離脱を防止専任担当がシナリオ作成から改善提案まで一貫して支援APIやCSV連携で既存の業務フローにスムーズに組み込み可能

BOTCHAN EFOは、Webサイトの入力フォームを会話形式に変換し、ユーザーの途中離脱を防ぐことでコンバージョン率を高めるツールです。入力を一問一答形式にすることで負担を減らし、快適な体験を提供します。

導入企業には専任のカスタマーサクセスが伴走し、データをもとにシナリオ作成やABテストを実施。自社に専門知識やリソースがなくても成果改善を進められる点が強みです。獲得したデータはAPIやCSVで各種システムに連携できるため、マーケティングや営業活動にも有効活用できます。

Tebot(ティボット)|手軽に始められる営業支援ボット

画像引用元:https://anotete.co.jp/tebot/

POINT低価格から導入できる高いコストパフォーマンスURLやPDFをアップロードするだけでAIが自動学習ノーコードで直感的に操作できるシンプルな管理画面

Tebotは、低コストではじめられる営業支援向けAIチャットボットです。URLやPDFをアップロードするとAIが自動で学習し、商品情報や業務マニュアルをもとに高精度な回答を実現します。

管理画面はシンプルで直感的に操作でき、専門知識がなくても運用可能。チャットの会話データを分析することで顧客の隠れたニーズを把握でき、サービス改善や売上拡大につなげられます。導入後のサポート体制も整っており、安心して継続運用できる点も魅力です。

業務改善ツールAIチャットボット導入3つの注意点

AIチャットボットの効果を最大化するには、導入前の準備が大切です。ここでは、押さえておきたい3つの注意点を解説します。

1. FAQ整備をしておく

AIチャットボットの回答精度は、学習データとなるFAQの質と量によって大きく変わってきます。導入前に、社内に点在する問い合わせ履歴やマニュアルを整理し、質問と回答を網羅的に洗い出しておきましょう。

その際には「専門用語を避け、誰にでも分かる表現にすること」「一つの質問に複数の言い回しを用意すること」が精度向上のポイントです。精度が低いチャットボットはすぐに利用されなくなるため、FAQ整備は最も重要な準備といえます。情報整理のプロセス自体が、社内ナレッジの体系化にもつながるでしょう。

2. 段階的に導入を進める

いきなり全社展開するのではなく、まずは情報システム部や総務部など特定の部署や用途に限定した「スモールスタート」がおすすめです。

この段階で、実際の利用者からフィードバックを集め、「使いにくい点」「不足している回答」を改善しながら運用を最適化します。小さな成功体験を積み重ねることで社内の協力体制を築き、全社展開時の混乱や心理的な抵抗を最小限に抑えられます。効果を検証・改善しながら少しずつ範囲を広げていくことが、スムーズな社内定着へとつながります。

3. 社内体制を構築しておく

チャットボットは「導入して終わり」ではなく、運用がスタートです。継続的に価値を高めるためには、社内の運用体制を整備しておく必要があります。

具体的には、FAQの追加・修正を担う担当者を決め、各部署からも情報提供の協力者を集めておきましょう。利用ログを定期的に分析し、未回答の質問を追加していくなど、改善のPDCAサイクルを回す仕組みが重要です。継続的にメンテナンスを行うチームを確立することで、チャットボットは頼れる存在へと進化します。

最適なAIチャットボットを導入して業務改善を成功させよう

業務改善AIチャットボットを導入する際には、目的に合ったツール選びが欠かせません。カスタマーサポート、社内コミュニケーション、営業支援など、活用シーンによって適した機能は異なるため、自社の課題解決に直結するツールを選ぶことが大切です。

さらに、FAQ整備や段階的導入、運用体制の構築といった準備を進めることで、スムーズな活用と定着が可能になります。導入後も定期的に成果を検証し、改善を重ねることで、より高い効果を得られるでしょう。

執筆者 浦 将平

AIチャットボットのプロダクトマネージャー。

7年間にわたり、法人向けの顧客管理ツール、データ統合ツール、CMS、チャットボット、電子ブックのマーケティングを担当し、BtoB領域でのプロダクトの成長に携わる。マーケティング戦略の立案から実行までを幅広く手がけ、業務プロセスの仕組み化を得意とする。

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