チャットボットの選び方|比較ポイントや選定基準・方法を徹底解説
公開日 2025/05/08

近年、多くの企業が業務効率化や顧客対応の強化を目的にチャットボットを導入しています。しかし、さまざまな種類のチャットボットが存在するため、どれを選べばよいのか迷う企業も少なくありません。
適切なチャットボットを選定するには、目的に合った機能や導入コスト、種類、AIの有無など、複数のポイントを比較・検討することが重要です。
本記事では、チャットボットの選び方について、比較すべきポイントや選定基準を解説し、おすすめのチャットボットを紹介します。
目次
チャットボットとは
チャットボットとは、ユーザーからの質問に対し、人間の代わりにテキストや音声で自動応答するプログラムです。通常のチャットが人同士の会話であるのに対し、チャットボットはコンピュータと人が対話する仕組みになっており、ユーザーの問い合わせに迅速かつ正確に対応できます。
企業での活用シーンとして、以下のようなものが挙げられます。
- カスタマーサポート:顧客からの問い合わせ対応を自動化し、24時間いつでも対応可能。
- マーケティング:ユーザーとのコミュニケーションを通じて、商品やサービスの提案を行う。
- 社内業務の効率化:社内の問い合わせ対応を自動化し、業務負担を軽減。
チャットボットを導入することで、ユーザーは簡単に問題解決の手がかりを得られるようになり、企業側も業務の大幅な効率化を実現できます。
チャットボットの種類の選定基準と選び方
チャットボットを導入する際は、チャットボットの種類の選定基準と選び方を知り、自社に最適なサービスを選ぶことが重要です。失敗を防ぎ、効果的に活用するために、ぜひチェックしてください。
導入目的を明確にする
チャットボット導入の際は、目的を明確にすることが重要です。
たとえば、カスタマーサポートが目的の場合、定型的な問い合わせ対応を自動化する「シナリオ型」が適しています。一方、マーケティングやリード獲得、社内業務の効率化を目的とするのであれば、ユーザーの多様な質問に対応できる「AI型」が効果的です。
最初に導入目的を明確にし、それに応じて適切なチャットボットを選ぶことで、導入効果を最大化できます。
AIを導入するか判断する
チャットボットには、「AI搭載型」と非AI搭載型である「シナリオ型(ルールベース型)」の2種類があります。
AI搭載型は自然言語処理を用いてユーザーの多様な質問に柔軟に対応できますが、導入コストや運用負担が高くなる傾向があります。
一方、シナリオ型は予め設定したシナリオにもとづいて応答するため、設定が容易でコストを抑えられる反面、複雑な質問には対応が難しい場合があることに注意が必要です。
導入目的や予算に応じて、「AI搭載型」か「シナリオ型(ルールベース型)」の、適切なタイプを選択することが重要です。
適したAIの種類を選ぶ
AI搭載型のチャットボットが適していると判断した場合、次に適したAIの種類を選びましょう。AI型チャットボットには、以下の3つのタイプがあります。
- 機械学習型:大量のデータを学習し、ユーザーの入力に対して適切な応答を生成する。FAQ対応やパターン化された問い合わせが得意。簡単な質問に応答する社内ヘルプデスクやWeb接客などに適している。
- 自然言語処理型(NLP):人間の言語のパターンや意味情報を解析してユーザーの意図を理解し、文脈に応じた回答を提供する。複雑な問い合わせや多様な表現に対応でき、カスタマーサポートでの活用が効果的。
- 生成AI型(ChatGPTなど):高度な文章生成能力や会話力を持ち、より複雑な対話に対して、柔軟に対応が可能。マーケティングやコンテンツ制作の分野で活用される傾向あり。
企業は自社の用途に応じて、最適なAIタイプを選択することが重要です。
費用やサポートの有無を確認する
チャットボットには、以下のように多様な料金体系があります。
- 初期費用:導入時に発生する一時的な費用
- 月額料金:定額での利用料金
- 従量課金型:利用量に応じて変動する料金
無料プランは基本的な機能のみを提供し、利用制限がある場合が多いです。一方、有料プランは高度な機能やカスタマイズ性が高く、ビジネスの成長や複雑なニーズに対応できます。「高いトラフィックが予想される場合」「カスタマイズが必要な場合」「高度な分析機能を求める場合」などは、有料プランを検討すべきです。
また、サポート体制の確認も重要です。導入時のサポート、運用中のサポート、そしてカスタマーサクセスの有無を必ず確認しましょう。サポートを受けることで、初めてでも安心して運用できるうえ、より効果的なチャットボット活用につながります。
ベンダーに相談する
自社に最適なチャットボットを選ぶには、専門的な知識を持つベンダーに相談することも大切です。ベンダーは導入目的に応じた適切な種類や機能を提案してくれるため、効果的なチャットボットを選定できます。
その際は、無料トライアルを活用し、複数のサービスを比較することをおすすめします。
相談時には、「導入事例」「カスタマイズの柔軟性」「将来的な拡張性」などを確認しましょう。これらを総合的に検討することで、長期的に活用できる、自社に最適なチャットボットを選択できます。
チャットボットの比較ポイント
チャットボットを比較する際に、注目すべきポイントを紹介します。
チャットボットの価格相場と適正価格を確認する
チャットボットの導入費用は、その機能や規模、提供ベンダーによって大きく異なるため、価格相場と適正価格を確認してから比較しましょう。一般的には、初期費用が数十万円から数百万円、月額利用料が数千円から数万円程度が相場とされています。
価格が相場よりも高すぎる場合、必要のない機能が含まれている可能性があり、無駄なコストを支払う可能性があります。一方、価格が安すぎる場合、必要な機能が不足していたり、サポート体制が不十分であったりするケースが多いです。また、基本料金が低く設定されていても、追加機能やサポートに別途料金が発生するケースも考えられます。
適正価格を見極めるためには、導入目的や必要な機能を明確にし、複数のベンダーから見積もりを取得して比較検討することが重要です。また、導入後のサポート体制や将来的な拡張性も考慮し、総合的に判断することが求められます。
チャットボットに必要な補完機能があるか確認する
チャットボットを導入する際、単体での利用か、他のシステム(CRM、ECサイト、MAツールなど)と連携するかによって、必要な補完機能が異なります。たとえば、CRMと連携することで、顧客情報を基にしたパーソナライズドな対応が可能です。ECサイトと連携すれば、商品検索や注文状況の確認などのサービスを提供できます。
チャットボットに搭載されていると便利な補完機能として、以下のものが挙げられます。
- API連携:他のシステムと柔軟に接続し、情報の共有や機能の拡張を可能にする。
- データ分析:ユーザーの問い合わせ内容や行動を分析し、サービス改善やマーケティング戦略の立案に役立てられる。
- 自動学習機能:ユーザーとのやり取りから学習し、回答の精度や対応力を向上させる。
これらの機能は、カスタマーサポート、マーケティング、社内業務の効率化など、さまざまな分野で効果を発揮します。
さらに、ビジネスの成長に合わせて機能を拡張できるか(スケーラビリティ)の視点から比較することも大切です。将来的なニーズの変化や拡大に対応できるチャットボットを選ぶことで、長期的な運用効果を高めることができます。
カスタマイズ性が優れているかチェックする
業務に適したチャットボットを比較する際には、計画設計の自由度や会話のカスタマイズ性も重要なチェックポイントです。
シンプルなノーコードツールなら、専門知識がなくても簡単に設定でき、FAQ対応や基本的なシナリオ設計に向いています。一方、エンタープライズ向けのツールは、API連携や高度な会話設計が可能で、複雑な業務プロセスにも対応できます。自社の目的や業務に合わせて、自由にカスタマイズできるチャットボットを選ぶことが重要です。
セキュリティ対策が万全か確認する
チャットボットはユーザーの個人情報や企業の機密データを扱うことが多いため、十分なセキュリティ対策が必要です。不十分な対策のまま導入すると、データ漏えいや不正アクセスのリスクが高まります。
安全なチャットボットを選ぶためには、特に以下のセキュリティ基準を確認することが重要です。
- データの暗号化: 通信中や保存時にデータを暗号化し、不正アクセスから保護する。
- ログ管理: チャットボットの操作履歴を記録し、不正アクセスの検出やトラブルシューティングに有用。
- アクセス制限: ユーザーや管理者のアクセス権を制限し、必要最小限の権限で情報にアクセス可能。
また、クラウド型とオンプレミス型ではセキュリティの仕組みが異なります。クラウド型は手軽に導入できる反面、データ管理を提供元に依存するため、信頼できるサービスを選ぶことが重要です。
一方、オンプレミス型は自社でデータを管理できるため、高度なセキュリティが求められる企業に適しています。 たとえば、特に金融機関など高い安全性が求められる業界では、より厳格なセキュリティ対策が必要になります。
チャットボットを選ぶ際は、業界ごとに求められるセキュリティ基準や用途に応じ、適切なセキュリティ対策が施されているものを選びましょう。
AIの有無別|チャットボットの種類
チャットボットはAIの有無によって「AI非搭載型」と「AI搭載型」に分けられます。「AI非搭載型」のチャットボットは「シナリオ型」と呼ばれ、「AI搭載型」にはさらに「機械学習型」「独自AI型」「RAG型」に分類できます。
それぞれの種類について詳しく見ていきましょう。
AI非搭載:シナリオ型
シナリオ型チャットボットは、あらかじめ設定された会話の流れに従ってユーザー対応を行うシンプルな仕組みです。ユーザーの入力に応じて、事前に決めた質問と回答が自動的に展開されます。
このタイプのチャットボットのメリットは、「導入のしやすさ」と「設定がシンプル」な点です。また、コストが安いため、小規模な企業や初めての導入にも適しています。さらに、対応ミスが少ないというメリットもあり、予測可能なやり取りにおいて安定したサービスを提供できます。
AI搭載:機械学習型、独自AI型、RAG型
AI搭載のチャットボットには、「機械学習型」「独自AI型」「RAG型」の3つのタイプがあります。各タイプの特徴は以下の通りです。
- 機械学習型:AIが大量のデータを学習し、パターンを発見して適切な回答を生成するが、運用前にFAQや類義語の登録が必要で、導入までに時間がかかる。
- 独自AI型:自動で機械学習を行い、FAQを登録するだけで高精度な回答が可能。運用中の負担が少なく、管理が簡単であるが、AIの性能に依存する。
- RAG型:検索AIと生成AIを組み合わせ、既存のデータから検索して回答を生成する。導入や運用にかかる工数が大幅に削減され、迅速に適切な回答が提供できる。
機能別|チャットボットの種類
チャットボットは、機能ごとに「FAQ型」「処理代行型」「配信型」「雑談型」の4つの種類に分類できます。それぞれの種類について、特徴や活用例を解説します。
FAQ型チャットボット|対応を自動化する
FAQ型チャットボットは、定型的な問い合わせに活用できるため、対応の自動化が可能です。カスタマーサポートや社内FAQの自動応答に多く利用されています。問い合わせ対応のコスト削減や人手不足の解消が期待でき、社員の負担軽減にもつながります。
また、運用の簡便さや効率性もFAQ型チャットボットのメリットですが、柔軟な対応が難しい点がデメリットとして挙げられるでしょう。
処理代行型チャットボット|手続きを自動化して業務効率を向上させる
処理代行型チャットボットは、ユーザーの入力に基づいてシステム処理を自動で実行するタイプのチャットボットです。たとえば、会議スケジュールの調整や再配達依頼の受付など、手間のかかる業務を自動化できます。
活用事例として有名なものに「ヤマト運輸のLINEアカウント」があります。同サービスでは再配達依頼を自動化し、コスト削減と顧客満足度向上を実現しました。
処理代行型チャットボットのメリットは業務効率の向上とユーザー満足度の向上です。しかし、複雑な処理には限界があり、柔軟性に欠ける場合もあります。
配信型チャットボット|情報を自動で提供しエンゲージメントを向上させる
配信型チャットボットは、あらかじめ設定したタイミングで情報を自動的に発信するタイプのチャットボットです。主に、製品やサービスの通知、リマインダー、顧客へのお知らせなどに活用されます。ネット通販での発送通知や勤怠管理の効率化などにも活用されます。
営業コストの削減や24時間対応可能な点がメリットであり、情報を適切なタイミングで提供することで、顧客エンゲージメントの向上にも効果的です。一方で、個別対応が難しく、柔軟性に欠けるという側面もあります。
雑談型チャットボット|自然な会話でユーザーと交流する
雑談型チャットボットは、ユーザーとの自然な会話を目的としたタイプで、企業の利益追求よりも顧客ロイヤリティ向上に貢献するという特徴があります。業務的な目的ではなく、ユーザーとの親しみやすい会話を通じてファンを増やすことが主な目的です。
雑談型チャットボットの代表例として、日本マイクロソフト社が開発したAI「りんな」を活用した、ローソンの公式LINEアカウント「ローソンクルー♪あきこちゃん」があります。
活用することで、企業ブランディングや顧客エンゲージメントの向上が期待でき、自然な会話の中で商品やサービスを紹介することも可能です。ただ、直接的な業務効率向上には寄与しないため、自社の導入目的に適しているかを判断した上で導入する必要があります。
会話の仕組み別|チャットボットの種類
チャットボットは、会話の仕組みによって「選択肢型」「辞書型」「ログ型(対話型)」に分類されます。
選択肢型|あらかじめ決められた選択肢から回答を導く
選択肢型チャットボットは、ユーザーにあらかじめ用意された選択肢を提示し、選んでもらうタイプのチャットボットです。AIは搭載されておらず、シナリオに沿った会話が進み、FAQやWebサイトのコンバージョンアップを目的とする際によく活用されます。
ユーザーは自身で情報を入力する必要がなく、選択肢を選ぶだけで目的の情報にアクセスできるのが特徴です。誤った回答を避け、手軽に利用できる点というメリットがありますが、選択肢が多すぎるとユーザーが面倒に感じてしまう可能性があるため、適切な選択肢を用意する必要があります。
辞書型|登録されたキーワードと一致する回答を返す
辞書型チャットボットは、ユーザーが入力した質問に含まれるキーワードをもとに、事前に登録された対応する返答を提供する仕組みです。カスタマーサポートやFAQの自動化などに活用されています。
メリットは、多岐にわたる質問に対応できる点で、特にキーワードの揺れや関連語にも対応しやすい点です。キーワードさえ一致すれば、即座に回答できます。
一方で、効果的に運用するためには大量のキーワード登録が必要で、導入時に時間と手間がかかるといったデメリットもあります。
ログ型(蓄積型)|過去の会話データを活用して回答を最適化する
ログ型(蓄積型)チャットボットは、過去の会話データをAIが解析し、ユーザーの質問に最適な回答を提供する仕組みです。AIが会話を学習し続けることで、使えば使うほど回答の精度が向上するという特徴があります。
データが蓄積されるほど会話が自然になり、精度も向上する点が魅力ですが、導入時に高いコストがかかることや、導入時点でAIが学習に利用するデータの質が、回答の正確性に大きく影響するというデメリットもあります。
おすすめのチャットボット9選|比較一覧表付き
チャットボットのタイプ(AI型 / シナリオ型 / 一問一答型 など) | 初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル期間 | サポートの有無 | |
---|---|---|---|---|---|
ChatPlus | シナリオ型 AI型 (プランによって異なる) |
0円 | 1,500円〜 | 有り (10日間) |
有り:導入から運用まで専任サポートチームが徹底支援 |
RICOH Chatbot Service | Q&A型 生成AI型 |
5,000円 | 18,000円~ | 有り (30日間) |
有り:導入前の環境テストやトライアルの実施、Q&Aの作成サポートなど |
Zendesk | AI型 | 要問い合わせ | 19ドル〜 | 有り(詳細は要問い合わせ) | 有り:オンラインでZendeskのサポートチームに問い合わせ可能 |
OfficeBot | AI型 | 要問い合わせ | 月額5万円~(キャンペーン中) | 有り(1ヶ月) | 有り:導入から運用まで、専任のカスタマーサクセスが徹底的にサポート |
HiTTO | AI型 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | なし | 有り:専任のカスタマーサクセスマネージャーがトータルサポート |
hachidori | ・フリーワード ・有人チャットを組み合わせた構築が可能 |
要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 有り:伴走サポート体制 |
Tebot | AI型 | 0円 | 9,800円〜 | 有り(14日間) | 有り:導入開始の際に、Q&Aやシナリオ登録の初期サポートあり |
AI Messenger Chatbot | シナリオ型とAI型の両機能を備えたハイブリッド型 | 15万円〜 | 50万円〜 | なし | 有り:運用コンサルやチャットボットの精度向上をサポートするためのロードマップの提供 |
KARAKURI | AI型 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 無料デモあり | 有り:専任担当が伴走しながら、運用の定着から成功まで徹底的にサポート |
より多くのチャットボットを比較したい方は、下記の関連記事も併せてご覧ください。
関連記事:【2025年最新】AIチャットボット比較・おすすめ25選|機能や価格、選び方を解説
ChatPlus

画像引用元:【月額1,500円~ 】チャットボット導入実績No.1|チャットプラス
ChatPlusは、コストパフォーマンスに優れたチャットボットツールで、月額1,500円から利用できます。2万件以上の導入実績を誇り、誰でも簡単に使えるインターフェースが特徴です。
特に、高精度なAI対応: 生成AIを活用し、98%の回答精度を実現しているのが強みです。また、5,000種類以上の機能を搭載し、カスタマーサポートだけでなく、営業やマーケティングの効率化にも寄与します。さらに、LINEやSlack、Teamsとの連携も可能で、外部システムとの統合が簡単にできる点が魅力です。
年契約では月額1,500円〜、月契約では月額1,980円〜6つの料金プランが用意されており、自社の目的や状況に合ったものを選べます。
AI型や生成AI型、または有人対応も選べる柔軟な運用が可能で、カスタマーサポートだけでなく、営業やマーケティング活動の効率化や売上増加も期待できます。迅速かつ的確な回答で、顧客満足度の向上にも効果的です。
運営会社 | チャットプラス株式会社 |
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初期費用 | 0円 |
月額費用 | 1,500円〜 |
導入企業 | 大塚製薬、大東建託、ワークマン、KAGOME、MiSUMiなど |
AI搭載の有無 | 有り(生成AIを活用) |
特徴 |
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参考:【月額1,500円~ 】チャットボット導入実績No.1|チャットプラス
RICOH Chatbot Service

画像引用元:RICOH Chatbot Service(AI活用型チャットボットサービス) | リコー
RICOH Chatbot Serviceは、リコーが提供するAI活用型のチャットボットサービスです。専門知識がなくてもExcelで作成したQ&Aデータを簡単にインポートし、スムーズに導入・運用できます。
LINE WORKS®やMicrosoft Teams、kintoneなど、普段利用しているツールとの連携ができ、社内外の問い合わせ対応を効率化できるのが強みです。また、導入時のオンボーディングレクチャーや定期的なミーティングで、活用度や精度改善をサポートします。
導入することで、問い合わせ対応の効率化はもちろん、業務プロセスの最適化やユーザーエクスペリエンスの向上が期待できます。
運営会社 | リコージャパン株式会社 |
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初期費用 | 5,000円 |
月額費用 | STARTER: 月額18,000円 STANDARD: 月額50,000円~ ENTERPRISE: 個別見積もり |
導入企業 | ALPSALPINE、LSIメディエンス、大阪府、カラオケコートダジュール、快活CLUB、など多数 |
AI搭載の有無 | 有り |
特徴 |
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参照:RICOH Chatbot Service(AI活用型チャットボットサービス) | リコー
Zendesk

画像引用元:Zendesk: 統合型カスタマーサービスソリューション
Zendeskは、企業向けのカスタマーサービスプラットフォームで、顧客対応の効率化と質の向上を図れる多機能なツールです。特に、AIを活用したクラウド型コールセンターシステム「Zendesk Voice」を提供しており、電話対応の全プロセスをサポートできるという特徴があります。
主な強みとして、AIエージェントによる一次対応、自動通話文字起こし・要約、通話品質のモニタリングが挙げられ、迅速かつ効果的な顧客対応が可能となります。
料金体系は、月額・もしくは年払いとなっています。プランや機能に応じて柔軟に選択でき、企業の規模やニーズに合わせた導入が可能です。
導入することで、複数チャネルの一元管理はもちろん、AIによる自動応答での業務効率化や、パーソナライズされた顧客体験などを実現できます。
運営会社 | Zendesk Japan株式会社 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 19ドル〜 |
導入企業 | リクルート、TEPCO、アイリスプラザ、佐賀銀行、NTT docomoなど |
AI搭載の有無 | 有り(AIエージェントによる自動応答機能あり) |
特徴 |
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参考:Zendesk: 統合型カスタマーサービスソリューション
OfficeBot

画像引用元:社内データと対話する生成AI 法人向けRAG OfficeBot
OfficeBotは、企業向けの生成AIチャットボットです。社内の情報資産を有効活用しながら求める回答にたどりつくことができるという特徴があります。
独自のチューニングでRAG(Retrieval-Augmented Generation)の性能を向上し、高い検索性能を搭載しているほか、独自のプロンプト調整により、ユーザーの質問リテラシーに左右されず、高精度な回答を提供できるのが強みです。
2025年3月現在、月額5万円からのキャンペーンを実施中ですが、その他料金に関しては問い合わせが必要です。導入することで、オフィスの知識を一つに集約し、情報検索とシェアの高速化を実現できます。
運営会社 | Neos株式会社 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 月額5万円~(キャンペーン中) |
導入企業 | いちよし証券株式会社、株式会社イデア・レコード、株式会社ATビジネスなど多数 |
AI搭載の有無 | 有り(生成AI搭載) |
特徴 |
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参考:社内データと対話する生成AI 法人向けRAG OfficeBot
HiTTO

画像引用元:社内向けAIチャットボット「HiTTO」
HiTTOは、社内向けのAIチャットボットで、バックオフィス部門を中心に利用されています。従業員からの多様な問い合わせに24時間365日対応可能で、社内の問い合わせ対応を効率化します。
問い合わせ対応の自動化をはじめ、社内情報の一元管理、社内全体への情報流通などに特に強みがあり、スムーズな情報共有が可能です。料金体系は、利用者数に応じた月額課金となっています。
導入することで、バックオフィス担当者にとっては、社内の問い合わせ業務の削減と情報管理業務の効率化が期待できます。従業員にとっても、知りたい情報を知りたいタイミングで得られるのが魅力です。
運営会社 | 株式会社マネーフォワード |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
導入企業 | パシフィックコンサルタンツ株式会社、三菱HCキャピタル株式会社など |
AI搭載の有無 | 有り |
特徴 |
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hachidori

画像引用元:hachidori(ハチドリ)| プログラミング不要のチャットボット開発ツール
hachidoriは、プログラミング不要でチャットボットを構築できる開発プラットフォームです。7,000以上の導入実績があり、豊富なノウハウを活用してチャットUXを最大化できます。
自動応答をはじめ、スコアリングやデータベース更新などによる自動処理で、業務効率化を図れます。チャットログをデータベースとして活用できる点も魅力です。
自然言語処理を活用した高性能な会話エンジンにより、問い合わせ対応や営業支援を効率化します。また、API連携やユーザー分析など多彩な機能を備え、企業の業務効率化や顧客満足度向上に寄与します。さらに、経験豊富な専任チームがシナリオ設計や運用サポートを提供し、導入企業の成功を支援します。
導入することで、チャットのUX(ユーザーエクスペリエンス)向上や業務の効率化はもちろん、LTV向上とコスト削減も実現できます。
運営会社 | 株式会社エフ・コード |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
導入企業 | ソフトバンク、住友生命、ENOTECA、goodroomなど7,000以上の導入実績 |
AI搭載の有無 | 有り |
特徴 |
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参考:hachidori(ハチドリ)| プログラミング不要のチャットボット開発ツール
Tebot

画像引用元:Tebot|高性能AI搭載のチャットボットサービス
Tebotは、高性能AI搭載のチャットボットサービスです。シナリオ登録やQ&A対話登録、フォーム挿入、画像添付などの多彩な機能を標準装備しており、複数のボット作成や無制限のシナリオ分岐・Q&A登録ができます。
Tebotの強みは、事前学習済みの高性能AIにより、導入・運用が容易である点です。Q&A数やシナリオ分岐数が無制限であるため、企業のニーズに柔軟に対応できます。また、初期費用無料、月額45,000円(年間契約の場合)という業界最安水準の料金で利用可能です。
Tebotの導入により、Webサイト上でのユーザーの疑問解消が容易になり、ユーザビリティの向上や相談機会の増加が期待できます。また、問い合わせ対応の自動化により、オペレーターの負担軽減と対応の品質向上、社内ヘルプデスクの生産性向上が実現します。
運営会社 | 株式会社アノテテ |
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初期費用 | 0円 |
月額費用 | 45,000円(年間契約の場合) ライトプランは9,800円 |
導入企業 | - |
AI搭載の有無 | 有り |
特徴 |
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AI Messenger Chatbot

画像引用元:AI Messenger Chatbot
AI Messenger Chatbotは、AIを活用した高精度なチャットボットソリューションで、カスタマーサポートの効率化と顧客満足度の向上を支援します。
累計100社以上の運用実績を元にした初期分析と運用コンサルが強みで、最適なチャットボットの初期設計が行えます。また、独自テクノロジー『AI Compass』を活用したチャットボット運用によって、回答精度を飛躍的に向上させることも可能です。
AI Messenger Chatbotを導入することで、問い合わせ対応の自動化により従業員の負担を軽減し、迅速な顧客対応が可能となります。最高品質のAIチャットボットを提供しているため、顧客満足度の向上も期待できます。
運営会社 | 株式会社AI Shift |
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初期費用 | 15万円〜 |
月額費用 | 50万円〜 |
導入企業 | TSUTAYA、ABEMA、Timee、SEIYU、横浜銀行、エイチ・エス損保など |
AI搭載の有無 | 有り |
特徴 |
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KARAKURI

画像引用元:KARAKURI(カラクリ)| 満足度No.1のAIチャットボット
KARAKURIは、カスタマーサポートに特化したAIチャットボットで、人員を増やさずとも、問い合わせ対応の効率化と顧客満足度の向上が実現できます。高度な自然言語処理技術であるBERTを採用しているため、ユーザーの言葉を理解して、自然で高精度な回答を提供できるのが強みです。
シンプルで使いやすい管理画面と、徹底したサポート体制、蓄積してきた業界特有のノウハウや提案力など、初心者でも安心して運用できる点や信頼度が高い点も魅力です。
導入してチャットボットと有人サポートを連携することで、顧客満足度の維持・向上を図れます。また、フォーム作成やシステム連携によって、業務効率化と収益機会の拡大が実現できます。
運営会社 | カラクリ株式会社 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
導入企業 | 株式会社タイミー、株式会社セブン銀行、合同会社DMM.comなど |
AI搭載の有無 | 有り |
特徴 |
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参考:KARAKURI(カラクリ)| 満足度No.1のAIチャットボット
無料で使えるおすすめのチャットボットツール「IZANAI Powered by OpenAI」

画像引用元:IZANAI Powered by OpenAI
「IZANAI Powered by OpenAI」は、曖昧な質問にも正確に対応できる生成AI型のチャットボットです。社内資料やWebサイト、PDFなどを登録するだけで、ノーコード・最短3分で簡単に導入可能。さらに、複雑なシナリオ作成は不要で、従来のFAQ対応に比べて担当者の負担を大幅に軽減できます。
月額数万円と低価格で利用できるほか、専任サポートが導入から運用まで丁寧に支援するので、初めての方でも安心して導入できます。人事・総務・カスタマーサポート・営業支援・製造業など、問い合わせ対応が多い部門に特に最適です。
業務の効率化はもちろん、ユーザー体験(UX)の向上にもつながります。
運営会社 | クラウドサーカス株式会社 |
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初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
導入企業 | 株式会社北豊島園自動車学校 |
AI搭載の有無 | 有り |
特徴 |
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参考:FAQを最適化するAIチャットボット「IZANAI Powered by OpenAI」
チャットボットの導入事例
チャットボットの導入事例を2つ紹介します。
シーデーピージャパン|求人サイトでの応募数が激増
総合人材サービスを提供するシーデーピージャパン株式会社は、応募導線の改善を目的に「IZANAI」を導入しました。応募者のサイト離脱率が高かったため、チャットボットを活用して、より利便性が高く、離脱せずに進める導線を準備しました。
導入後、ウィジェットを変更してからCV数・クリック数・アクセス数、応募数が大幅に増加しました。また、数万円のコストで100名以上集客し、1人あたり数千円の応募獲得といった驚異的な成果を出した成功事例です。
さらに詳しく知りたい方は、下記URLをご覧ください。
参考:求人サイトでチャットボット活用!ちょっとした工夫で高コスパかつ応募数が激増
レオパレス21|200時間の業務時間削減
レオパレス21の事例は、チャットボット「IZANAI」を導入して問い合わせ業務を効率化し、業務時間を約200時間削減することに成功した事例です。
導入前、同社では営業時間外の問い合わせが50%以上を占め、対応には大きな人件費と業務負担がかかっていました。そこで、新規のお部屋探しの問い合わせを受けた次の打ち手として、店舗への来店や物件見学など、オンラインでは対応しきれない工程へと促す際に、チャットボット「IZANAI」を活用。
利用顧客からの問い合わせに無人で対応することで、電話を苦手とする顧客にも、次の進捗方法へ誘導するといった自己進捗型の誘導が可能になりました。導入開始前より、使用部署全体で200時間程の業務時間を削減することに成功しています。
さらに詳しく知りたい方は、下記URLをご覧ください。
参考:IZANAI導入により、200時間の業務時間削減!コスパよし、操作性よし、100点満点のツールです。|株式会社レオパレス21様
自社の目的・予算に最適なチャットボットを選ぼう
本記事では、チャットボットの選び方やおすすめのチャットボットを紹介しました。
自社に最適なチャットボットを導入するには、まず目的を明確にし、AIの有無や適した種類を見極めることが重要です。価格相場や機能性、カスタマイズ性、セキュリティ対策などの比較ポイントをしっかり確認することも欠かせません。
より適したチャットボットを選ぶには、専門知識を持つベンダーに相談するのも有効な方法です。
本記事で紹介したおすすめのチャットボットを参考にしながら、自社にぴったりのものを見つけてみてください。